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もうひとつの、大切な、私忙しくても、悩んでいても。無くしたくない、大切な、私。
もうひとつの世界に住む、大切な、私。 |
お祭り&花火
[ しあわせ ]
七月も終わりに近付くと、お祭りの日が気になってそわそわし出す。そして、母に尋ねる。
「おばあちゃんちのお祭り、いつ?」 祖母の家のお祭りではないのに、そしてもう大人になっておばあちゃんちも何もあったものではないのに、尋ねずにはいられない。どうしても、落ち着かない。 ここ数年、日程が合わずに行くことができなかったが、今年は仕事先から直接、浴衣を抱えて祖母の家へ。何しろ今年は、町のお祭りと市の花火大会が重なっている。うきうき気分も2倍になる。 途中、子ども神輿に出会い、どうにもがまんができなくなって道を2本早く曲がって見送る。遠回りだとわかっているのにね。 一息ついたらさっそく、試着。新しくて着慣れていないし、今までの子ども用と比べて丈も長いが苦労なく着付けられてびっくり! それでも、おはしょりの始末とか袖の扱いとか帯の角度とか伊達締めの締め方とか・・・母と祖母からの注意は絶えない。 そうこうしている内に、まだ明るい外から打ち上げの音が聞こえてくる。髪を洗って、結って、もう一度着付け。なんだか、仕事着よりずっと涼しくて楽で、気持ちも楽になる。・・・蚊が寄ってくるのはどうにも仕方がないから、今年初の蚊取り線香を焚く。 町の中心へ降りてみると、お神輿に出会う。昼間とは違い、父ぐらいの年代の人たちが汗びっしょり、必死な顔で担いでいる。 そういえば私は新しい町にばかり住んでいるから町内会や子ども会の経験がない。当然、お祭りに参加したりお神輿を担いだ記憶もない。ちょっとうらやましくて、涙が出そうになった。 そんな時、祖母が言った。 「あんたは本当に、小さい頃からお祭りが好きね。出店にも興味がなくて、目を離すとすぐに踊りに行ってしまう。」 えええっ! 驚きだった。私の記憶では、中学生くらいの時に、浴衣を着て従弟妹と踊ったのが最初、それもとても恥ずかしかった気がするのに。 今日はこれから、歌舞伎巡業の楽に出かけます。最後の演目『お祭り』のことを考えるだけで、心が躍ります。
NINAGAWA歌舞伎『十二夜』
[ 伝統 ]
NINAGAWA歌舞伎『十二夜』
幕見にて。帰り、階段に飾ってある笹飾りを見て、思った。 あれから、一年なんだな。これからも、通いたいな。 先が読めるようで、全く読めないところが面白い。そして、さすがシェイクスピアの言葉遊び、美しい。亀治郎さん麻阿のテンポの良さと、時蔵さん織笛姫のおっとりした「あほ。」がツボでした。 鏡を使った演出、といっても 何が新しいのだろう? と疑いつつだったが、幕開きには「わあっ」と声を上げさせられた。一瞬、そこに映っているのがどこの世界かわからないほどだったのだから。 どこの世界かといえば、さか歌舞伎座で聖歌を聴くことになろうとは。一気に気分はクリスマスで、混乱気味でした。とはいえ、一番始めのほんの数分間、少年達と楽隊(?)が不思議な存在でした。
獨道中五十三驛<その4:右近さん>
[ 伝統 ]
右近さん
お待たせしました、何と表現したらいいのでしょう・・・右近さんひとりで作られた舞台ではもちろんない、でも、この方がまぎれもなく、あの世界を背負って、あの空間を抱えておられたのです。
獨道中五十三驛<その3:段治郎さん>
[ 伝統 ]
段治郎さん
表情や声があまり得意ではない役者さんだったのですが、3月といい今回といい(そして7月の巡業といい)、段治郎さんが何かなさる度に「おおっ。」と声を上げてしまうようになりました。
獨道中五十三驛<その2:春猿さん&笑三郎さん>
[ 伝統 ]
春猿さん&笑三郎さん
お二人で一項目にしてしまうのは非常にもったいないことですが、ここはご了承いただいて。 いつ、どのタイミングで登場するのかわからないところがおもしろいですね。場転の度に「今度はどこから登場されるのかな。」と楽しみにしていました。おきちさん・おやえさんの二人はなんとなく、客席側の人間で、それがいつの間にかお芝居の話に入り込んでしまっている、そんな不思議さがありました。 ちょっとした場面でも踊りの美しさを見せたのが笑三郎さん。滑稽な音楽に合わせていても膝の形、足の開き、手の角度などが春猿さんとも他の人たちとも違って、目を惹き付けられました。 春猿さんはアドリブ(そう見せかけた動きか)のような演技が多かったようです。動きが大きいな〜と思って観ていました。もしかして、納得いくまで合わせがなかったのかな?”日々進化する舞台”であることを考えると、きっとこの辺はまだまだ練られていくと思います。そういえば、お化粧がおもしろかった。口紅をおちょぼ口のようにして、いつもびっくりしたような表情のおきちさんでした。
獨道中五十三驛<その1:笑也さん>
[ 伝統 ]
笑也さん
女形が最初って、ダメですか? でも、右近さんは後からたっぷりと。まずは姫です。重の井姫ですね。観ていて思ったのは、笑也さんは首をかしげる演技がとても可愛らしいということ。可愛らしいと言うより、愛らしい。「〜じゃな。」と念を押すような時が特徴的でした。近くで見たためか、ちょっと歩き方が不自然だったように見えて心配です。上半身だけで女性を演じていらっしゃるような・・・これは、失礼な言い方ですね。でもやっぱり、近くで見ると男性は大柄です、あらためて。
たなばたさま
[ 感謝 ]
昨夜は、七夕だったのでした。雨の降らない、七夕の夜。そして、珍しいスリーセブン(070707)の日でもあったそうで・・・。
自身の幸せと、大切な人たちの幸せと、子どもたちの幸せと、そしてちょっと大きいけれど世界の人々の幸せを祈りつつ。 今朝、出勤途中に近所のお家にある七夕飾りがふと目に留まりました。可愛らしい子どもの字で「夏休みはお父さんといっしょにあそべますように」と。なんだか、心に迫りました。たしか、野球少年の坊や二人兄弟のおうちなのですが・・・。 私の子ども時代は、夏休みと言えば父の遠征(出張)先に押しかけて観光するのが毎年のお決まりでした。ふだんも帰宅が早く、父と遊びたい、など願った記憶はありません。これって、幸せなことだったのだろうな、、、と今更ながら感謝したのです。
巡業初日
[ 伝統 ]
巡業(中央コース)
夏が始まるんだな、そんな華やいだ気分にさせてくれた舞台。 『歌舞伎のみかた』では恒例? の大向う体験、そりゃぁ、すぐに声はかけられるものではありません。でも、小さな会場のあちらこちら、すぐ近くに大向うさんがいらっしゃるのだから、気持ちがいい。春猿さんが、言葉を発し難そうにしていたのが気になりました…が、ここでは立役の演技も見ることができ、新鮮。 肝心のお芝居・舞踊の方は、もっと・・・という感じでしょうか? もっともっと観たい、物足りない、そんな贅沢な思いです。東京に戻っていらっしゃる日まで、どんな風になっているのか楽しみです。
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