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2014.07.25 Friday  | - | - | 

七月大歌舞伎『夜叉ヶ池』

[ 伝統 ]
7月11日(金)夜の部。久々の都内での仕事が早く終わったので幕見。走りました。

幕開きで小川の位置が少し中央になっているかな、以外まったくと言っていいほど前回と同じ演出。懐かしいような、慣れたものに出会えて安心したような、そんな感じ。

春猿さんの百合はおっとりとして、人間離れした雰囲気に磨きがかかっていた。白雪姫と同一のイメージがなくなって普通の村娘になるかと予想していたがとんでもない。すごく感性が鋭くて、特別な力を持った娘だと感じた。そして今回、百合は人妻だけれど”娘”なのだという思いを強くした。
白髪姿がよく似合う。この場面での衣裳は(光の具合でよく見えなかったのだけれど)前回と同じ、白地に薄いオレンジの花柄だったかな。温かい雰囲気。黒髪になってからの紫矢絣がまた、不思議な感じを強くさせる。衿足がかなり見えたのにドキッとしたけれど、若い女性の着付けはあんなものなのかな?

笑三郎さんの白雪姫は上手い! 美しい! 若い!^^; 気が乱れて倒れ伏す「乳母、許して。」の所は吉弥さんの万年姥と息がぴったりだった。

右近さんの学円はどことなくタケルだった。百合との会話はものを訊いている立場なのに、強く聞こえるのだ。段治郎さんの晃が普通の男性だったからよけいに、個性の強さが見えたのかもしれない。

白雪姫が鐘を落とそうとする場面で、子守歌を歌う百合が舞台に現れなかったのが残念。縛られてから自害するまでにみだれ髪にならなかったのも・・・。細かいことだけれど、早変わりや吹き替えさんが必要なくなったからこそできる演出はなかったのかな・・・?

ともあれ、あの涼やかな舞台・・・夏。7月ですね。
2008.07.20 Sunday 01:59 | comments(1) | trackbacks(1) | 
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2014.07.25 Friday 01:59 | - | - | 
はるき (2008/07/21 5:08 PM)
あやめさん、こんにちは。私はおととい夜の部を見まして、26日のチケットを買い足しました^^「夜叉ヶ池」、前回もよかったですが、今回は更に素晴らしかったですね!!
演じている春猿さん御自身が、お百合さんを大切に大切にお守りしているように見えました。

>早変わりや吹き替えさんが必要なくなったからこそできる演出はなかったのかな・・・?

あ、確かに…。そこは私も期待してました。









七月大歌舞伎『夜叉ヶ池』@歌舞伎座
本日、母の誕生日祝いということで、一階席を奮発致しました(^^; 歌舞伎座で一階席は初めてでしたんで、緊張したせいか、誤って八月大歌舞伎のチケットを出して、もぎられてしまいましたですよ(T_T) 事情を係員さんにお話ししましたら、スタンプを押してもらえ
| ドンカンはツミである | 2008/07/30 9:15 PM |