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スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』 東京公演
[ 伝統 ]
右近さんヤマトタケル、すごく清らかで私にはたぶん一番イメージに合っていると思う。一幕目の登場で表れていた実直さ、白鳥となってお墓から出て、踊った時の清浄さ。洗練されすぎていない雰囲気が、とても好きだ。そしてまた、動きが美しい。特に手の動き。遠くを仰ぐ時も、親しい者達に手を振るときも、嵐に襲われてよろめく時も、命を振り絞って戦う時も。
右近さんだからかな、とも思うし、段治郎さんタケヒコのどこかぶっきらぼうなキャラクターとの対比かな、とも想像する。そうすると、やはり段治郎さんタケルも観てみたくなってしまう・・・困ったものです。 観てみたいといえば、もう一人のヘタルベも観てみたい。彼がいるから、この物語は救われる。あの明るさと笑顔は、『ヤマトタケル』になくてはならない。もしかしたら、私がその存在を感じたくてたまらなかった姫達よりも。 右近さん、笑也さんの年上(中堅?)お二人に集中し続け、だったかな。春猿さん、笑三郎さん、楽しみにしていたのだけれどあまり集中できずごめんなさい、です。 舞台の上でどこを見ていいのかわからないのが一番困った。どの動きからも、目が離せないのだ。立ち回りも見たいし横で泣いている人も見たいしこっそり消えていく”死体”も見逃せないし照明も興味深いし。 う〜ん、一回では足りない!! もちろん、役者さんに注目するだけでなく心に響くことはたくさんあるのだけれど、まずはここまで。 Comment
ゆきの (2008/03/09 10:46 PM)
あやめさん、ご無沙汰しております。
私も今日、観て参りました! 帰りたくないお気持ち、すごくよくわかります。 あの世界観は、本当に引き込まれます。 両方、観たくなりますよね、ほんと…。 やはり見終わって数時間経っても、未だ、身も心も『ヤマトタケル』です、ワタクシ…(^_^;) Trackback
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あの、私が引き込まれてどうしようもなかったモノが"ヤマトタケルの世界観"なのですね…。ゆきのさんの感想もぜひ、読みに伺いたいです。